魚戸 おさむサイン本

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魚戸 おさむサイン本
入手時期 2010 年 6 月 2 日
入手経緯 第 3 回 小学館「大学は美味しい!!」フェア特別公開講座終了後
サイン本 脚本:北原 雅紀/画:魚戸 おさむ「玄米せんせいの弁当箱」第 1 巻
イラスト 結城 玄米

2010 年 6 月 2 日〜 8 日に新宿タカシマヤで「第 3 回 小学館『大学は美味しい!!』フェア」(入場無料)が開催され、初日の 16 時から魚戸 おさむさんの特別公開講座「玄米せんせいの弁当箱」が行われました。

第 3 回 小学館「大学は美味しい!!」フェアの特別公開講座
講座番号 演題 所属 講師
2-1 食感を測る、食感を創る 畿央大学
健康科学部
森 友彦
2-2 日本固有種・スイゼンジノリ、
伝統食品から機能性食品へ
東海大学
農学部
椛田 聖孝
2-3 食生活に役立つ β グルカンを作る
黒酵母の不思議
高知大学
農学部
永田 信治
2-4 玄米せんせいの弁当箱 国木田大学 魚戸 おさむ
3-1 開発した「くじら醤油」の
抗酸化性の新しい展開
水産大学
食品科学科
原田 和樹
3-2 1 日 1 個のりんごで
医者がいらなくなるわけ
弘前大学
農学生命科学部
城田 安幸
3-3 微生物が醸した発酵茶
「碁石茶」を育てた暮らしの不思議
高知大学
農学部
永田 信治
3-4 プラスチック発泡成形技術を応用した
米粉 100 % パンの開発
〜なぜ工学部から米粉パンが誕生?〜
山形大学大学院
理工学研究科
西岡 昭博
4-1 愛媛大学の安全で安心な
食料生産技術の開発研究
愛媛大学
農学部附属農場
上野 秀人
4-2 世界初の海洋酵母ワインと
大豆ヨーグルトについて
山梨大学
ワイン科学研究センター
柳田 藤寿
4-3 日本人はやっぱり米だべ 東京家政大学
家政学部
中村 信也
4-4 「はかた地どりソーセージ」で語る
燻煙製品の魅力
九州大学大学院
農学研究院
中野 豊
5-1 美味しいお米を科学する 岡山大学大学院
自然科学研究科
齊藤 邦行
5-2 バラフの魅力 佐賀大学
農学部
野瀬 昭博
5-3 いつでもアスパラを食卓に 北海道大学
北方生物圏フィールド科学センター
荒木 肇
5-4 富士山の日に生まれた
「た〜んと富士山」っていったい何?
日本大学
国際関係学部
金谷 尚知
6-1 あま〜いハチミツはだれが作る? 玉川大学
ミツバチ科学研究センター
中村 純
6-2 レッドビートをたべよう
〜北見工業大学
「工農教育プログラム」成果品〜
北見工業大学
地域共同研究センター
住佐 太
6-3 沖縄の野生ブドウを使って
新たな品種作り
香川大学
農学部
望岡 亮介
6-4 農医連携の生産物:
本邦初グラスフェッド赤身肉
(北里八雲牛)の素性を探る
北里大学 萬田 富治
7-1 東京農業大学の取り組み
—大学発ベンチャー企業—
東京農業大学 豊原 秀和
7-2 1 株の酵母が夢を広げる
「奈良八重桜プロジェクト」
奈良女子大学
社会連携センター
藤野 千代
7-3 コメの消費拡大をめざして
〜大学育成水稲品種
「ゆうだい 21」による取り組み〜
宇都宮大学
農学部附属農場
煖エ 行継
7-4 乳化食品のひみつ 東京農工大学大学院
連合農学研究科
千葉 一裕
8-1 十勝の自然が育んだ酵母でパンつくり 帯広畜産大学
畜産学部
小田 有二
8-2 全国大学附属農場は美味しい宝庫 II 九州大学大学院
農学研究院
中司 敬
宇都宮大学
農学部
居城 幸夫

国木田大学とは、「玄米せんせいの弁当箱」で主人公が講師を務める架空の大学です。

講座の内容を以下にまとめます(敬称略)。

  • 1 人で講演するのは初めてなので、緊張している
  • 西日本新聞の連載をまとめた「食卓の向こう側」シリーズに衝撃を受け、気付いたら西日本新聞社へ向かう飛行機の中にいた
  • 「イリヤッド」(作:東周斎 雅楽/画:魚戸 おさむ)の連載が終わったので、小学館「ビッグコミックオリジナル」で「玄米せんせいの弁当箱」の連載を始めた
    • 地味な内容なので、脚本が付いた
  • 「玄米せんせいの弁当箱」に繰返し登場する「弁当の日」は、香川県の滝宮小学校の竹下 和男元校長が始め、全国に普及しつつある
    • 1 品持ち寄り「弁当の日」も、九州大学で実際に行われた
    • 2009 年 4 月から、東京「弁当の日」応援団として練馬区の教会の庭で、お花見「弁当の日」を開催している
      • 参加者 60 〜 80 人
  • 月に 1 回、全国各地の食品工場を取材している
    • 鶏肉加工工場やみかんジュース工場など
      • どちらも、極力機械に頼らず人が作業している
  • 「弁当の日」や取材した食品工場に共通しているのは、手間を掛ける大切さ
    • 自分で言うのも何だが、「玄米せんせいの弁当箱」にも手間が掛かっている
  • 机の上を 2 年振りに掃除したら、7 時間掛かった
    • 毎日の積み重ねが大事なのは、食事も同じ
  • 「玄米せんせいの弁当箱」は、以下の過程を経て完成する
    1. 北原・魚戸・担当編集の 3 人が喫茶店で打合せ
    2. 北原が担当編集と打合せながら脚本執筆
    3. 魚戸が作画(脚本と変えることもある)
    4. 取材には魚戸だけが行くこともあるし、北原が同行することもある

魚戸 おさむサイン本

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入手時期 2010 年 10 月 17 日
入手経緯 大盛堂書店のトークショー & サイン会
イラスト 結城 玄米

大盛堂書店のトークショー & サイン会告知を見て、整理券入手しました。

トークショーの内容を以下にまとめます(敬称略)。

  • 函館生まれの札幌育ちで、17 歳で母と妹と上京
  • 定時制高校に通いながら、村上 もとかのアシスタントをしていたが、7 ヶ月で辞めた
    • 「熱風の虎」を連載していた頃で、次回作となる「赤いペガサス」も一緒にやろう、と言われていたので、村上に辞意を伝えると固まっていた
  • その後、美術の学校へ半年くらい通ったが中退して、親戚の伝手で飯場で働いていた
    • 力仕事ではなく、トラックごと重量を計測して、積載された砂利を調べる仕事で楽だったし、給料も良かった
    • 雨が降ると休みになるので、マンガを描いて持込みもしていた
    • 21 歳のある日、畳んだ布団にもたれながら、自分は何をしているんだろう、と思って村上に電話すると、心配してくれていた
  • 後任者となる友人を探して引継ぎをしてから、再び村上のアシスタントになった
    • 楽しくて、最初に仕事場に行き、最後に帰っていた
    • 7 年くらいいたが、辞意を伝えて慰留されることが 2,3 回あった
      • 3 回目くらいでマンガ家を本気で目指す熱意が感じられたらしく、独立を許された
  • ファミコン雑誌にカットを描いているうちに、徳間書店「月刊わんぱっくコミック」に「忍者じゃじゃ丸くん」が掲載された
    • 「忍者じゃじゃ丸くん」は「ファミコンまんが大全集」(1986) に収録
    • 「忍者じゃじゃ丸くん」のコピーを取るため村上の仕事場へ行くと、村上が喜んでくれたので 1 部置いて帰った
      • 翌日、小学館「月刊コロコロコミック」の編集長から電話があり、1 年後くらいに「熱拳カンフークラブ」を連載した
      • 後から聞くと、村上が担当編集にコピーを見せ、担当編集も魚戸が幼年誌に描きたがっていることを知っていたので、「月刊コロコロコミック」編集部に回してくれたらしい
  • 当時の「月刊コロコロコミック」はホビー中心で、自分が描きたい題材は地味なので描けなかった
    • 「熱拳カンフークラブ」も元々企画もので、試合の回は描いていて面白くなかった
    • 連載が決まった頃に結婚したが、月刊連載 1 本では食えないのでアシスタントもしていた
  • 持込みは小学館や集英社に 1,2 回
    • 新人賞などの受賞歴はなし
  • アシスタントを 8 年ほどやった
    • 3,4 年で一通りのことはできるようになり、それ以上いても意味はない
  • 母の葬式で、叔母から「お前のお母さんは、『息子をマンガ家にするために上京する』と言って上京した」と聞いて驚き、本気でマンガ家を目指した
    • マンガ家になるまで 3 年掛かった
  • 「熱拳カンフークラブ」を見た小学館「ビッグコミックオリジナル」の編集者から電話があり、作:毛利 甚八/画:魚戸 おさむ「家栽の人」を描くことになった
    • 最終回の打上げで聞いた話によると、作:やまさき 十三/画:北見 けんいち「釣りバカ日誌」の後釜となる作品を求めていたらしい
      • 原作が決まり、作画を青年誌→少年誌→幼年誌と探して自分に白羽の矢が立った
      • 用務員のおじさんが、大人として描けていたようだ
    • 当初は不定期掲載だったので、2 週間掛けて 1 人で描いていた
  • 11 歳のとき、癌で父が亡くなった
    • 父が生前、危険な食品についての本を読んでいたので、自分も興味があった
    • 村上のアシスタントだった頃、おやつ当番のときに日高昆布・うなぎの骨・いりこを買って来たら、「体に良いのは分かるが、これはないだろう」と大不評だった
  • 「玄米せんせいの弁当箱」を描くようになって、人付き合いが増えた
    • 連載 3 年で 1000 人と名刺交換した
      • 作:東周斎 雅楽/画:魚戸 おさむ「イリヤッド」はほとんど取材をしなかったので、東京・王子の紙の博物館館長 1 人だけ
  • 知人が海外へ行くときは、観光写真ではなく、生活感のある写真をたくさん頼む
    • 「家栽の人」の登場人物が顔を踏まれながらオオイヌノフグリを見る場面があったが、図鑑には載っていない視点なので、自分で空き地へ行って撮影した
    • 村上とアフリカへ行ったとき、ライオンが鹿を補食する場面に自分が釘付けになっていたのに、村上は全く関係ない方向を見ていた
      • 村上は電車に乗ると、窓を使って構図を考えている